ダイビングのライセンスを持っている方は学科講習の時に学習したことがあるとは思いますが。
人間の体の中には、空間があるのです!今回ここでいう空間とは、空気が入っている臓器のことです。
具体的には、肺・副鼻腔・中耳・マスク(今回ここには触れません)ですね!
気圧が変わると空気が密閉されている空間の場合、気圧の変化に応じて膨張したり収縮したりします。肺は、レギュレータを通じてタンクかたの空気を呼吸しているので、密閉された空間ではなくなり、肺の病気あるいは呼吸を止めないければ障害は起きません。
副鼻腔も自然孔という小さい穴で鼻腔内とつながっているので、副鼻腔炎や重症のアレルギー性鼻炎などの鼻疾患で自然孔が閉鎖していない限り、密閉された空洞ではなくなるり、何もしてなくても障害は起きません。
さて!
今回の問題となるのが、中耳!
中耳腔は鼻よりも奥の空間から耳管という管を通じてつながっていますが、普段は中耳腔は密閉された状態です。さらに、中耳腔の周囲は骨に囲まれていて伸縮できないので、耳管を開いて鼻と喚起しないといけません。
耳管を開いて上咽頭と中耳腔を通じさせ、中耳腔に陰圧がかからないようにすることを「圧平衡」といい、意図的に耳管を開く動作を「耳ぬき」といいます。
耳ぬきの種類について紹介していきます。
大きく分けるて2つあります。鼻をつまんでやる方法と鼻をつままない方法に分けられます。
この耳ぬきの方法は人それぞれですので、ダイバーになるためにこのページをご覧の方は自分に合った方法。完全な耳ぬきができる方法を見つけてみてください。
普段の生活の中例えば(新幹線に乗っていて、山の中に入った時)飛行機に乗った時など、耳が詰まっているなぁ。音がぼや〜んとすることはないですか?
その時に、どう対処していますか?
飲み物を飲んだり、お子さんがいる方は、飴を飲ませたり、ツバを飲むしぐさをしたりなど、様々な対処方法で解決してると思います。
ではダイビングでは?
レギュレータを咥えているのでどうしたらいいのでしょうか?
以下の方法を読んでいきましょう♪
①鼻をつまむ方法
■バルサルバ法
鼻をつまんで、声を出すところを開いた状態で、肺の空気を鼻から行きを吐き出そうとする動作を行う方法。 肺からの圧力で耳管を開放させる方法です。ダイバーがよく使う耳ぬきの方法です。
これは習得が簡単と私は思います。最初の頃私もこの方法で耳ぬきをしていました😆
■フレンツェル法
鼻をつまんで声門を閉じ、舌の奥を挙上する動作を行うことによって耳管へ空気を送り込む方法。上記の方法を習得したダイバーは、経験を積むに従って自然に習得できる耳ぬきの方法で、耳への負担が少なく
、最も安全かつ理想的な耳ぬきの方法です。
②鼻をつままない方法
■嚥下法(えんか)
飲み込みの動作によって動く筋肉(口蓋帆帳筋..こうがいはんちょうきん)によって、収縮をさせ、耳管を開放する方法。個人的な体質の違いで、この方法で抜ける人と抜けない人がいます。
ダイビングでは乾燥した空気をタンクからもらうので、口や喉が乾くため慣れないと飲み込む動作ができないのが原因でこの方法が向かない方もいます。
■口蓋筋群を動かす
あくびをかみ殺す動作、顎を前後や左右に動かす、歯を食いしばるなどの動作によって、筋肉を収縮させ、耳管を開放するという方法です。
私はこの方法は、飲み込む動作をするよりもやりにくく感じました😓
■なにもしないでも耳ぬきでちゃう!
たまに、いらっしゃいます、、、
何の動作もせずに深度を下げても、自然に中耳腔への圧平衡ができる方が…!
そして、耳ぬきがしづらい方、耳ぬきがするのに時間がかかってしまう方へ
そのままの状態で潜り続けていると、無理な耳ぬきのせいで耳を痛くしてしまう可能性があります。
今は大丈夫かもしれませんが、耳ぬき不良のせいで大好きなダイビングができなくなってしまっては悲しいですよね😭
そうならないためにも、潜水医学に詳しい耳鼻科へ受診してください!専門の方にきちんと相談をして、どう対処していいのか見つけましょう👍
ダイビングは楽しむスポーツです!いくつになっても楽しくダイビングができるように、正しい知識と沢山の経験でステップアップするもよし!すこし難しいポイントに挑戦するもよしです!
なにごとも無理は禁物!!
いまは、stay homeですが!
綺麗な海で遊べる日まで頑張りましょう☺️